鍛えられた肉体美、美しく磨かれた健康美をエンターテイメントとして、より格好よく、より美しく楽しめるイベントとして開催されているSuper Body Contest。今年は全15大会を予定しており、8月1日(日)に「Super Body Contest TOKYO 09」が東京都・きゅりあんで開催された。QUEEN (女子・50歳~無制限)クラスで優勝した谷口真由美選手はフィットネス関係で働くコンテスタント。自身が病と闘う中で痛感した"諦めずに続けることの大切さ"を胸に、年齢を重ねても輝くための身体作りの秘訣をお話しいただきました。
取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:Super Body Contest事務局
谷口真由美選手
トレーニングをはじめたきっかけ
虚弱(拒食症)改善のためです。20代のときに拒食症になり10年程病み続けていました。見かねた友人が当時全盛期だったエアロビクスに誘ってくれましたが倒れてしまい、体力をつけるためにボディビルジムに通い始めました。お恥ずかしい話ですがそのころは腕立て伏せが一回もできませんでした!
ボディコンテストにでたきっかけ
キラキラしたコンテストが楽しそうだったからです!以前にボディビルやフィットネスの大会に出場していたのでステージに出ることにあまり躊躇はありませんでした。新しいことにチャレンジするのが好きなので、興味津々で出場しました。
なぜSBCに出場したのか
出場された方々が「SBCは楽しい」「選手ファーストでアットホーム」と仰っていたのと、以前のコンテストつながりで木下智愛さんがヘッドコーチをされていることがきっかけです。
学生時代にやっていたスポーツ
特にありません。水泳やテニスを少しずつかじった程度です。
現在の職業
フィットネス関係(パーソナルトレーナー、スタジオインストラクター、講師)
お仕事との両立
仕事がフィットネス関係なので相互に生かすことができますし、お客様のモチベーションにもつながっていると思います。
普段のトレーニングメニュー
メニューというほどかっちり決めてはいません。コンディショニング、レジスタンストレーニング、バランスと柔軟性トレーニングをその日のコンディションや気分によって行っています。
コンテストに向けてのトレーニングメニュー
今回はとにかく筋力・体力全般の底上げをすることに重点を置きました。SBCの評価基準には満たない点が多々あるのでその点を重点的にトレーニングしたいと思っています。
トレーニングをしていてつらかったこととそれを乗り越えた方法
2年前に乳癌手術で右胸全摘とリンパ節切除したためほぼトレーニングできず、動かしづらさや痛みで動作感覚が変わり、以前のように動かないのではないかという不安が常にありました。副作用などもまだ残っていますが、日常的にコンディショニングを行う時間を増やして地道に改善してきています。諦めずに続けることの大切さを痛感しています。
トレーニングをしていて良かったこと
乳癌治療中に感じたのですが、体力があると頑張れるモチベーションになります。副作用がとにかく酷くて精神的にもきつかったのですが、主治医にも年齢の割には体力があると褒められて…頑張れました。そしてちょっとした身体の変化(姿勢や動作)にも敏感になって気をつけるようになったことも大きいです。
トレーニングでこだわっていること
正しい姿勢で目的にあった動作を行えているかかどうかという点にこだわっています。また、年齢を重ねた女性の身体は肌のハリも無くなり弛みも生じます。いろいろな関節が使いづらいくなり動作も硬くなることでさらにこれらは加速するので、関節にアプローチしたコンディショニングは欠かせない大切なことというのを伝えていきたいです。
食事でこだわっていること
糖質や濃い味、脂っこい食事などは摂りすぎないよう気にしています。
コンテストに出て良かったこと
自分の身体作りへのモチベーションが上がりました。
今後の大会での目標
特にありませんが、多くの方々に年齢を重ねた女性の身体作りにも興味を持っていただけるようなコンテスタントとして、そして楽しく出場できたら嬉しいです。