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家族の猛反対を押し切り、黙々と筋肉を鍛え上げ、試合で勝ったハードロック系ボディビルダー

8月22日(日)、神戸・芸術劇場で行われた『マッスルゲート関西』は、350名もの選手が集まり、ベテランボディビル選手から新人フィットネス選手など、さまざまな年代の選手が出場した。今回は、大学生時代からボディビルに熱中し、現在も現役バリバリのハードロック系ボディ、ボディビルマスターズ優勝・坂口俊司選手に、いろいろな質問に答えていただいた!

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

▶坂口俊司選手の大会写真公開!!

ボディビルマスターズ優勝・坂口俊司選手

トレーニングをはじめたきっかけ

中学3年生の時に合気道の道場に通い始めて、そこに簡単なダンベルとバーベルのセットがあり師範からの「強くなりたいならトレーニングで筋力付けるべき」との勧めで我流で始めたのがきっかけです(元々テレビでのプロレスの観戦が好きで、特にジュニアヘビー級の外国人レスラー「ダイナマイトキッド、デイビーボーイスミス」のゴツい体つきに対する憧れは有りました)。

ボディコンテストにでたきっかけ

大学で体育会ボデイビル部に入部し、先輩の勧めで1回生(1986年)の6月に「関西学生ボディビル選手権」に出場しました(全く調整もしなかったので軽く予選落ちしました)。

なぜマッスルゲートに出場したのか

主催するゴールドジムさんには(確か)2006年に十三大阪店の新規オープン時から、長年お世話になっている関係で親近感を持っていたのと、昨年コロナ禍でJBBFの大会が軒並み中止となる中でも開催され、絶対今年も中止は無いだろうとの安心感があったからです。7/3の東北大会と8/22の関西大会に出場しました。

学生時代にやっていたスポーツ

前述の通り大学でボデイビル部に所属し、学連主催のボデイビルコンテストを中心に出場を重ねていました。

現在の職業

全くトレーニングと無関係の異業種の企業での会社員(内勤)です。

お仕事との両立

現在東京に単身赴任し、1年中出勤前早朝にゴールドジム原宿さんでトレーニングする生活パターンが確立しており、昨年からはコロナ禍の影響で職場関係の宴席も皆無になったこともありコンテストに向けた調整も余り苦にならず、むしろ楽しんで日々を過ごさせて貰っています。

ご家族の反応

猛反対です(笑)(肌の色が常人離れして黒くなるのが特にイヤみたいです)。地元大阪で同居している時はとても家の居心地が悪かったのですが、単身赴任の現状は楽園の様な環境で、大阪に戻るのが恐怖です(笑)。

普段のトレーニングメニュー

全身を4分割(大腿・腹筋/背中/胸・三角筋横部/腕・カーフ・三角筋後部)し、2日トレして1日休み(6日で1周する)のパターンです。(可能なら3分割にして休みを増やしたいと思います)。

コンテストに向けてのトレーニングメニュー

基本普段と同じです。基本有酸素運動は一切行いません。

トレーニングをしていてつらかったこととそれを乗り越えた方法

5年前位までは高重量・高頻度・多セット(長時間)で追い込む必要があると思い込み実施し、常に倦怠感が有りケガも多かったのですが、年齢から来る回復力の低下を考慮し、コントロールできる重量で休みを積極的にとり、小セット(短時間)で対象筋に刺激を与えるように考え(やり方)を変えてからそれなりに身体のコンディションが戻ってきたと思います。

トレーニングをしていて良かったこと

トレーニングしていない同年代(50代)の人達より明らかに体型が見た目に良いので自分に自信が持てる点です。

トレーニングでこだわっていること

前述の通り回復を重視するのと、トレーニングごとに変化(特に種目)をつけて身体をトレーニングに慣れさせないことで必要な筋発達のスイッチを入れる様に心がけています。

食事でこだわっていること

日々身体の見た目の状態を出来るだけ客観視し、目的(減量・維持・増量)に応じた食事内容を今までの経験や新たに得た知識を織り交ぜて決めて摂っています。特に精神的ストレスにより食事内容が影響しない(キレ食い等が発生しない)様に注意しています。

コンテストに出て良かったこと

この年齢で舞台で自己表現が出来る恍惚感は他に代え難いほど貴重なものだと思います。あと、年齢や職業に関係なく一緒に出場した方々との交流が広がるのも大きな魅力です。

今後の大会での目標

永く競技を続けて、JBBFの日本マスターズ選手権で優勝したいです。多分90代まで元気で続けたら達成できると思います(笑)。

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