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出身地以外なにも明かさず謎に満ちた関西の実力者“女蹴sasori”って一体だれ?

──入場時のガウンやハットを身に付けた黒ずくめのスタイルからかなり謎めいてます。

S プロデューサー兼マネージャーでもあるテツ会長が考えたもので、元ネタが東映映画「女囚さそり」の主演女優・梶芽衣子さんがあのような黒のガウンとハットで登場するんです。それで女囚をキックボクシングらしく女蹴に変えてブログで紹介していったところ、定着しました。

──なぜリングネームはsasoriに?

S アマチュアの初戦では本名で出場したのですが、2戦目のリングネームを藤田会長が私の顔がヤンキー風だということで付けてくれたのが、紅サソリひとみだったんです。プロデビューが決まった時に、サソリだけいただきました。

元NKBウェルター級の藤田飛竜が会長を務めるテツジム ドラゴンで練習に励む

──ちなみに親はキックをやっていることはご存じなんですか?

S いや、私がキックをやっていることは知らないですし、ばれてないと思います。

──ご自身的には謎に満ちたキャラで売り出していきたいのでしょうか。有名になりたい、自分のことを知ってもらいたいというプロ格闘家がほとんどですが、sasori選手が戦い続けるモチベ―ションは何でしょうか。

S あまりプライベートなことは知られたくないですが、sasoriとしては知ってもらいたいですね。ちなみに女囚サソリの主人公は全く喋らないので、私もそれを真似て全く喋りたくないのですが、プロとしてやっている以上はそういうわけにはいかないですもんね(笑)。今回、初めて取材を受けるということで色々喋った方がいいのかどうかも悩みました。

──ありがとうございます。今はどういうスケジュールで練習をされているのでしょう。

S 仕事をやっているので毎日はできませんが、ジムに来た時は4時間練習しています。ちなみに仕事先の人は私がキックをやっていることは知りません。

──プロとしてやっている以上、多くの人に自分のことを知ってもらって興行にお客さんを呼ぶことは大事なことだと思いますが、どのように考えていますか?

S 確かにそうですね。今までそういう意識がなかったのでこれを機会に考えていきます(苦笑)。

──両手両足のパワーアンクルは、常に付けているのですか?

S そうです。1個の重さは0.25㎏あって足には計4個、手に2個付けているので合計2㎏あり、練習だけでなく、普段から少しでも負荷をかけていたら試合は楽かなと思って仕事中も付けています。

──重りを外すと試合で動きは変わってきますか?

S 1年前から付けているのですが、それがあんまり効果はわかりません(苦笑)。特にスピードが速くなったということはないのですが、何か意味があると思って付け続けています。この重さに慣れてきたら、さらに重くしていくかもしれません。

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