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【解説編】1日2万回の呼吸の質を高めたら、どんな変化が起きる?

“1日平均2万回の呼吸”の質と基礎代謝

菅原 体型に関わることでいえば、僕たち人間は1日で平均2万回呼吸をしているんですね。

シエカ 2万回ですか? そんなにやっている気がしない。でも、その数と体型に何か関わりが?

菅原 基礎代謝の面から見ると、人間の基礎代謝量のうち、多い人で20%も呼吸が負っています。そのクオリティが下がっていたら、損していることになりますよね。

シエカ なるほど、基礎代謝が知らないうちに減っているというのは太りやすさにもつながりますから、単純に女性としてはイヤですね。逆に、呼吸がうまくできれば基礎代謝を維持できるのなら、それはもう頑張れますよね。

菅原 僕と一緒に真剣に10分間呼吸したら、かなり汗をかくはずです。呼吸ってそれくらい難しいんです。

シエカ 先ほど少し「リラックス」という言葉が出ましたが、呼吸にはリラックス効果もありますか?

菅原 腹式呼吸とリラックスの関わりは深いです。寝る前にお腹に手を当てて、お腹を軽く膨らませて軽く吐くというのを繰り返すだけで効果はあります。

シエカ 最近よく話題になりますが、副交感神経に切り替えられないというのも、うまく呼吸ができていないのかもしれないですね。

菅原 ふだんの生活で腹式のキャパが狭い人は、うまく膨らまない可能性が高いですね。

シエカ 気づかないうちにキャパが狭くなっている人は、多分たくさんいると思います。姿勢や体型の改善、トレーニングの質のアップにもつながるのであれば、呼吸の質についてもぜひ見直す必要がありそうですね。

 

次回はピラティスマスタートレーナー、菅原順二さん直伝の「呼吸の質を高めるトレーニング」をお届けします!

 

取材・文_藤村幸代
撮影_中原義史

Woman'sSHAPE vol.14 掲載

 

 

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