今回は、チューブ(なければタオル)の張力を利用し、肩甲骨にストレッチを掛けるエクササイズを行います。寒くなってきた今の時期は、エネルギーを貯めこみ、自分の身体を守ろうとするのが生理的な現象ですが、肩甲骨を自分が気持ちのいい、伸びてきたなという、ちょうどいいところまで動かして体を活性化していきましょう。
教えてくれたのは… 生尾美作子
大阪府出身。1995年に宝塚音楽学校へ入学し、97年には宝塚歌劇団星組に入団。男役・拓麻早希としてドイツ・ベルリン公演や、日中国交正常化30周年中国公演など、出演は1000公演を超える。2002年に退団し、マッスルミュージカルや劇団☆新感線の舞台、テレビなどで活躍。2005年からは女性専用フィットネス ButterflyLifeを立ち上げ、東京・目白椿の坂スタジオでダンス講師も担当している。
肩甲骨を引っ張り上げるエクササイズ
チューブの張力を利用し、下側の手を引っ張るのと反対側の膝を曲げることで、肩甲骨にストレッチを掛けるエクササイズ。
チューブがなければタオルでもOK!
1.頭上でチューブを広げてテンションを掛け、膝はつま先の方向、足は肩幅よりやや広く開く。
2.そのまま身体をグーッと左側に倒していく。
チューブは引っ張ってテンションが掛かったままに。体を左に倒した状態で右膝もグーッと曲げる。
3.そこから左手を下に下げることで右手が引っ張られ、右の肩甲骨が上に上がります。
右肩を上げるのではなく、左手を引っ張ることで右手が上へ上がるようにする。
取材・文_長谷川亮 撮影_ AP,inc.