ボディビルの頂上決戦として日本ボディビル・女子フィジーク選手権、フィットネスNo.1を決めるグランドチャンピオンシップスの2大会が、国内におけるナチュラル最高峰の身体を決める大会だ。そこにもう一つ…。初心者の大会登竜門として2017年から全国各地で行われている『マッスルゲート』の各大会優勝者が集結する、11月27日(土)、28日(日)に新宿住友ビル三角広場にて開催となった『ゴールドジムジャパンカップ』も、大いに話題と選手を集めた。今回ここで紹介するのは、そのジャパンカップにおいて各カテゴリーとクラスにおいて優勝した、まさに‟日本チャンピオン”たちの素顔と、今大会に出るまでの苦悩や努力だ。本記事で紹介するのは、肉体の鍛錬を惜しみなく行う、パパマッチョメンズフィジーク選手だ。
取材:FITNESS LOVE編集部 写真:中島康介
▶メンズフィジークでキレッキレな上にカッコいい色黒ボディを披露したパパマッチョの姿【写真】
ゴールドジムジャパンカップメンズフィジークマスターズ172㎝以下級優勝・枦山 猛選手
優勝の感想
決勝審査に残った6名で誰が勝ってもおかしくない拮抗した勝負だったと思います。その中で1位の評価を頂きラッキーでした。コンテストに出るからには勝つことを目標としていきたいですが、私はフィットネスを生業としており、トレーニングを続けること自体が自分自身のアイデンティティを保つ手段のひとつなので、今日の優勝に慢心せず精進します。
ジャパンカップに出場した理由
主催である株式会社THINKフィットネス様の大会理念に賛同し、自分自身も「フィットネス業界のコロナ復興イベント」に主体的に携わりたかったからです。
ジャパンカップまでの道のりには、どんなことがあったか
2020年はコロナの影響で何年かぶりに減量のない1年を過ごした選手も多かったと思いますが、私にとっては子供の誕生日やクリスマスに家族と一緒にケーキを食べることができるのは幸せでした。同時に寂しさも感じていたので、2021年はより集中してコンテストに向けての調整をすることができました。
競技をすることで得られた変化
自己評価では毎回優勝のつもりでいますが、これまで何度も負けてきました。その度に悔しさを咀嚼し、やり直しをしてきました。私にとっては自己評価と他者評価のギャップを埋めていく作業は仕事に通ずるものがあり、仕事力の強化にも繋がっております。
普段の仕事と行っている競技の両立について
トレーニングを仕事の後に行おうと思っても気力が残っておらず、予定通りにできないか、できても良いトレーニングができないので、どれだけ忙しくてもスケジュール帳には朝イチにトレーニングの時間を組み込むようにしています。繁忙期はその分、睡眠時間を削るしかありませんが、朝イチならカラダもある程度フレッシュな状態なので、良いトレーニングができます。
トレーニング、食事に対するこだわり
トレーニングのこだわりは必ずBIG3を実施すること、食事は何を摂るかはもちろん重要ですが、それを利用する為の腸内環境を整えることを意識しています。
今後の目標
2022年中に新店舗となるベルジム/ベルスポ3号店を立ち上げ、軌道に乗せることです。