コロナ禍でこれまでと生活様式が大きく変わりました。ヨガインストラクターの人たちは、「オンラインヨガ」「オンラインレッスン」など、これまでとレッスンのやり方が大きく変わったという方も多いのではないでしょうか。ヨガイントラたちのヨガとの向き合い方、今だからこそ改めてヨガに対して感じたことをご紹介するシリーズ。最後は4児のママインストラクターで、公式TikToker(@mi.yu.me)としても活動中のKAORIさんをご紹介します。
家族について向き合う時間にしようと思いました
出産から落ち着いて、ようやく活動を再開しようとしていたときにコロナの状況がどんどん悪化して自粛となってしまいました。今後のライフスタイルについても改めて考える必要があると思いました。
ただ、当然子どもも4人全員在宅で、しかもまだ小さいので、ひとりになれる時間は夜の寝かしつけ後しかない状況でした。ヨガは本来、自分自身と向き合うものですが、日中は子どもたちと向き合う時間としていました。無理に自分のことばかりを考えようとせずに、家族について向き合う時間にしようと思いました。
ただ単に子どもたちの相手をするのではなく、サマタ瞑想のように、子どもをひたすら観察します。呼吸の速さや筋肉の動き、癖、部屋の中のどこに誰がいるかを把握するための練習をしていました。もちろん子どもたちは遊びまわるし、私に話しかけたりもするので途切れ途切れではありますが、できるだけ子どもたちと向き合うように努めました。
また、遊び感覚で身体を動かしながら、親子ヨガの内容を取り入れた遊びをやることも。話しかけられたりもするのでずっと集中し続けるのは無理ですが、できるだけ意識して子どもたちへの身体と心の理解を深めようと思い取り組んでいました。
子どもは母親とのコミュニケーションが不可欠ですが、仕事と子育てを両立する上で、どうしても子どもと一緒に過ごす時間が短くなってしまうので、せめて寝る前絵本を読んだり一緒にストレッチをしたり、ぎゅーっと抱き合ったりと、たっぷりスキンシップをとるようにしています。そしていつも「ありがとう、大好きだよ」と気が付いたときに言うようにしています。