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74kg級でベンチ300kg以上挙げる超人が教える「ベンチプレス超実践的テクニック」

肩甲骨周辺を収縮させすぎず遊びを持たせる

一見、肩甲骨を寄せきっていないように見えるが、問題 ないと児玉選手は言う。「“寄せる”のは古いです。可動 域を優先するのではなく、バーがスムーズに動く位置に 肩甲骨の位置を持ってきます」

手首は寝かせ肩甲骨の真上にバーが来るようにする

児玉大紀選手をはじめ、K's GYMの強豪選手たちが駆使して注目を浴びている、手首を完全に背屈させたグリップ。前腕の骨の上ではなく、ベンチ台に設置した肩甲骨の真上にバーがくることで、安定感が増す。「見た目はエグい握りですが、この方法にしてから手首を痛めたことは一度もありません」

「このグリップだと、ダイレクトに重量が肩甲骨の上に乗って出力が増す」という児玉選手。まさに教科書には絶対に載っていない、独特の握り方だ

内ハの字グリップは下ろしのブレーキに使う

手首を回内させる“内ハの字グリップ”は、昔よりもかなり抑えめにしている。「内に(手首を)回すと肩にストレッチ感が出て、スムーズに下ろせないというデメリットがあるのですが、適度にハの字にすると、ちょうどバーが胸につく位置でピタッと止めるためのブレーキになります」

足は骨盤からまっすぐ力が伝わる位置で踏ん張る

足は大腿四頭筋や付け根に違和感が出ず、かつ腰も窮屈にならないような位置にする。「骨盤からまっすぐ力が伝わるようにします」

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▶トップビルダー直伝!ベンチプレス、重量の伸ばし方

児玉大紀( こだま・だいき)
1979 年4 月3日生まれ。大阪府出身。
K's GYMオーナー 。ベンチプレス世界チャンピオン18回、74kg以下級の世界記録保持者。

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