鈴木雅選手がトレーニングをディープに、細かく紐解いていくこのコーナー。今回はきれいなシックスパックをつくりだす腹筋のトレーニング、そしてマニアックな部位ではあるが重要な筋肉であるカーフの鍛え方を解説します。
取材・文:藤本かずまさ 撮影:北岡一浩
▶カーフ種目
STRIVE アブドミナルマシン
上体を少し前に出し、肘をたたんだポジションからスタート。可動域を制限して、腹直筋の中部から下部を狙っていく。コントロールしながら、胸椎と骨盤を近づけていく。腹筋のマシンにもさまざまな種類のものがあるが、骨盤を少し後傾させた状態で座ることができるため、このマシンを選択。骨盤を軽く後傾させ腹圧をかけることで、腹直筋に効かせやすくなる。
POINT
・肘をたたんだポジションからスタート
・両脚を閉じて行う
・グリップは親指からひっかけるように
アブベンチ
骨盤をニュートラルな状態にして座り、膝を締める。アブドミナルマシン同様、上体を少し前に出したポジションからスタートし、胸椎と骨盤を近づけていく。上体を前方に倒すのはNG
ノーチラスアブドミナルマシン
パットで膝を固定せず、脚を浮かせた状態で座る。初動で「折りたたむ」ことを意識しながら、勢いは使わずにていねいな動作で腹筋上部を折りたたむ
POINT
・パッドで膝を固定しない。脚を浮かせてもOK
・勢いや反動は使わないでていねいに
次ページ:カーフ