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ボディビル若手有力株・沖田大輝が語るマッスルゲートの魅力

昨年は258名もの選手がエントリーしたマッスルゲート神戸。今年からは『マッスルゲート関西』として、8月22日(日)に兵庫県・神戸芸術センターでの開催を予定。多くの選手が熱戦を繰り広げることが予想される。その出場選手の中から、ここでは2021年大阪クラス別ボディビル選手権75kg 以下級優勝、大阪ボディビル選手権準優勝で若手有力株の沖田大輝選手をピックアップした。
取材:IM 編集部 大会写真:中島康介

沖田大輝

「マッスルゲートは憧れの選手に審査してもらえる場」

▶沖田大輝選手の大会写真(2021年大阪選手権)

YouTube で鈴木雅さんの2015年日本選手権のフリーポーズ動画に衝撃を受け、その1分間の動画を何回も巻き戻してみるくらいかっこ良くて、大学卒業の直前だったと思いますが、ボディビル競技のためのトレーニングをはじめました。高校生のときに、野球の補強でウエイトトレーニングをしていたため、もともと体格は良かったです。その反面、体脂肪も多く、太っている期間が人生で長かったのを解消したいという思いもありました。

本格的に身体づくりをはじめてから2年後の、2017年に大阪クラス別選手権に出場しましたが、予選落ちしてしまいました。率直に「ボディビルは難しい競技だ。とんでもない競技に手を出してしまった」と痛感しました。大会に出場することで、バルクを残すことの難しさ、絞り切ることの苦労など、今まで味わったことのない経験ができました。

そこから鈴木さんのトレーニングDVDや、アイアンマンの連載を参考にトレーニング内容を見直しました。今まで意識できていなかったグリップの位置など細かいところに目を向けることができ、トレーニングの質とともに身体も変わっていきました。段々とボディビルダーらしい身体になり、2019年は大阪クラス別選手権75㎏以下級で準優勝することができ、今年は大阪クラス別選手権の同じ階級で優勝することができました。年々成長できているのを実感しています。

マッスルゲートへは今回が初めての出場です。JBBFに登録しながら出場できる大会であること、そして何より鈴木さん、田代誠さんに審査していただけるという貴重な機会だと知り、エントリーしました。目標はもちろん優勝ですが、大会ごとにブラッシュアップした身体でステージに立つことが何よりの課題です。また、2021年8月は大阪選手権、西日本選手権、マッスルゲート関西と1ヵ月で3大会出場するという挑戦の月でもあります。どういったコンディションで挑めるのか楽しみです。

トレーニングは基本種目をとにかくやり込むことを意識しています。生涯トレーニングを続けていきたいので、年齢を重ねたときに基本種目で重さが扱えないとか、例えばベンチプレスをあまりやらなかったがために、40歳を超えたときにあまり重さが挙がらないというのは嫌です。変わった種目はやらずに熟練度をあげていきたいです。

ボディビル競技と出会ったことで、自分自身に芯ができました。明確な趣味があることでブレなくなり、トレーニングという好きな時間ができたことで、人生を豊かに過ごせています。また、周りの人に感謝できるようになり、人間的な成長もできていると感じています。

▶沖田大輝選手の大会写真(2021年大阪選手権)

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